アラスカ観測所から届く映像・データの種類、シーズン情報など。 |
超高感度 動画中継映像 (広角レンズ+パンチルト)
アラスカ観測所から届く中継映像は、国内弊社拠点を経由して様々な形式・媒体に転送を行います。
撮影カメラは低照度のオーロラを克明に撮影できる超高感度ビデオカメラを採用。2006年に弊社が同サービスを開始した際は世界で唯一の技術・サービスでした。サービス開始後11年以上、秋~春のシーズン中システムは稼働を続けています。
撮影方向データもリアルタイムに届くため、フルドーム中継画面へマッピングすることも可能です。フルドーム画面中にスポット的に高精細な映像がマッピングされます。
『オーロラが出ていない時』や『オーロラが観測されない時間帯』等の場合、専用の再生アプリケーションにて収録映像等の別コンテンツへ切り替えることも可能です。
全天周・超高感度 動画中継映像 (全天周魚眼レンズ)
アラスカ観測所から届く中継映像は、国内弊社拠点を経由して様々な形式・媒体に転送を行います。
撮影カメラは低照度のオーロラを克明に撮影できるフルフレーム超高感度4Kビデオカメラを採用。また通常、動画撮影時に全天周魚眼レンズを使う場合、撮像センサーのアスペクト比と動画モード時のそれとの相違などから、上下がケラれた映像になります。しかし弊社は独自開発にてケラれがなく全天周動画撮影を可能にするレンズを開発しました。
全天周のオーロラ動画中継は2018年現在で世界唯一です。 秋~春のシーズンに対応できます。
スチル・タイムラプス中継 (全天周魚眼・広角レンズ)
アラスカ観測所から届く中継映像は、国内弊社拠点を経由して様々な形式・媒体に転送を行います。
デジタル一眼カメラを導入したタイムラプス撮影では、定点観測用に設置したカメラが数秒~数分毎に写真を連続撮影します。夜間やオーロラ発生時は低照度ですが、写真撮影の高画質面のメリットである長時間露光を行うことで、高画質なデータが得られます。
全天周のオーロラ動画中継は2018年現在で世界唯一です。 秋~春のシーズンに対応できます。
2006年からの観測データ(動画、写真、気象等)は、豊富なデータ量と内容が特徴です。 |
観測写真
2006年9月18日の観測開始から、写真撮影ロボットによるデータはデータベースで記録しているものだけで200万枚を超えています。その中には天文学や気象学上で貴重なものも多く含まれています。地球極域の美しい情景以外にも、その時、その瞬間に現れた自然現象の記録集です。展示用の印刷も可能です。
観測映像
2006年に3EM-CCDを採用したスーパー超高感度TVカメラをNECと共同開発し、長期間定点観測が可能なカメラとしては当時、高感度では世界最高性能のカメラをリリース、Live!オーロラへ導入を開始しました。
その後時代の推移とともに、求められる映像の解像度がハイビジョンから4Kへと変わり、一方で高性能CMOSセンサーの登場で、市販の一眼カメラの動画モードでもオーロラを鮮明に撮影することが可能になりました。
2014年以降は、市販のデジタル一眼カメラの露出・撮影制御と電源管理を独自技術でリモート・自動制御化を行い、ライブ中継と収録を続けています。
オーロラの動画映像の収録数でも膨大なデータがあり、アラスカ観測所の上空に現れるオーロラは殆ど捉えています。
外部音声・外気情報、解析データ
アラスカ観測所では写真・映像以外に、観測所外部音声や外気温度・湿度の計測・生中継伝送も常時行っており、そのデータも映像等とリンクしデータベースで管理しています。
これらのデータは映像等に合わせて五感情報として没入感を与えてくれます。また、オーロラや星景は映像美や世界観だけに注目されがちですが、外気情報や音声が加わることで、地球や自然への畏怖の感情も与えてくれることから、サイエンスコミュニケーションにとって重要なコンテンツでもあります。
オーロラは太陽からのエネルギー放出等で地球にやってくるプラズマが発生源と言われています。その太陽はおよそ11年周期で停滞期~活発樹と変動することも広くしられてきましたが、果たして地上からのオーロラ観測に太陽活動が直結するのだろうか?11年以上ライブ中継を続けてきた過程で、疑問を抱いていました。
そこで、写真撮影だけで2006年から200万枚以上のデータ、動画撮影データを解析すると興味深い結果が得られました。
2006年からライブ観測を始めたデータを解析し、算出した『オーロラが観測された頻度の日数累計』は、太陽活動11年周期とは全く異なる推移になりました。オーロラは100km以上の上空で発生しますが、地上からの観測ではオーロラとの間に雲があり、また、地球上にオーロラが発生しても観測地点の上空に現れていなければ視認することはできません。
また太陽活動が極大期にさしかかった2014年は、2006年からの解析結果では最低レベルのオーロラ観測累計値でした。
観測・解析データを使った作品、サイエンス・デジタルアート作品など |
2006年9月18日のライブ観測開始から写真撮影だけで300万枚以上のデータがあり、「ある日」に撮影したオーロラをモザイク再現しています。
モザイク・メッシュ一枚毎が、全て異なる日時に、観測所から撮影された写真になっています。「あの日、あの時のオーロラを探す」こともお楽しみください。
2006年9月18日のライブ観測開始以降、蓄積した膨大な収録映像と、映像と関連する様々なデータを融合させたサイエンス・メディアアート作品。2画面使ったサイネージ展示。制御用PC1台と表示用PC2台の構成で稼働します。
『10年以上の歳月で変化した技術・映像・社会事象などを、その時のオーロラと共に体感してもらう』
米国・アラスカ内に設置してあるカメラ・コンピューター・センサー類のテレメトリー・データをリアルタイム表示します。
『 自然への畏怖と共に、それを体感するための人知・資源の必要性も同時に知る 』
大画面表示可能( ブラウザApp HTML5稼働)
2006年から24時間365日続くアラスカからのライブ中継で、写真撮影ロボットが観測した200万枚以上のデータから、天文学・科学上で貴重な瞬間をとらえた写真や、神秘的な情景の写真のパネル展示。
観測所の様子や、年に1-3回古賀やスタッフが訪れ、メンテナンス作業を観測所で行う様子の写真。観測・生中継システムの説明等のパネル展示。
2008年に開発したインスタレーション作品。アラスカ観測所で撮影したドーム映像やライブ中継映像が、球体スクリーンに描かれます。
1台ずつオーダーメイドになります。
2008年に開発したインスタレーション作品。アラスカ観測所で撮影したドーム映像やライブ中継映像が、球体スクリーンに描かれます。球体スクリーンを取り外すと、部屋の壁全体(※)に映像がマッピングされます。
※5-6畳程度の空間が推奨です。※実機は1台ですので、展示スケジュールは要相談になります。別途オーダーメイドも承ります。
主宰 古賀祐三の講演について |
1回の講演は20分~60分程度になります。
(1)ライブ中継に合わせ、アラスカ観測所内機器の遠隔操作デモンストレーション
(2)プロジェクトのメイキング話、アラスカ観測所、技術開発などの内輪話
(3)収録映像、写真、資料PPTを使った説明
(4)音楽に合わせたダイジェスト映像の上映(※編集、音源の準備は別途要ご相談)
古賀祐三 代表取締役 / エンジニア・自然科学クリエイター / クリエイティブディレクター 愛知県生まれ。
工学修士。日本大学 大学院 理工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程修了。
研究内容:バイオメカニクス(長野五輪スピードスケート選手のサポート)。
国内電機メーカー勤務後、独立。
事業計画作成、中継網設計、交渉開発全てを網羅し、14年の準備の後、Live!オーロラを開発・始動。
日本科学技術ジャーナリスト会議正会員
2005年 北海道大学 科学技術コミュニケーター養成ユニット 講師
2007年ー2011年 国立天文台 科学文化形成ユニット 講師
2016年ー2017年 白百合女子大学 非常勤講師
2004年 愛・地球博AiAホームページコンテスト優秀賞(NICTと共同受賞)
2008年 科学ジャーナリスト賞 最年少受賞(日本科学技術ジャーナリスト会議)
2011年 文部科学大臣表彰 科学技術賞
DVD:Live!オーロラ ベスト・セレクション(2006,2007)(日本コロムビア)
著書:僕がオーロラを世界にシェアできたわけ(誠文堂新光社)講演の様子
プロジェクト・メイキング
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